長岡市議会議員としての活動実績

令和4年6月議会 建設委員会(道の駅を高速道路の休憩施設として利用する社会実験について)

2022.09.04

◆諏佐武史 委員  私からは、道の駅を高速道路の休憩施設として利用する社会実験について伺います。
 我が国の高速道路では、休憩施設同士の距離がおおむね25キロ以上離れている空白地帯が100区間存在しているということであります。国は、この空白区間を半減することを目指して、全国各地の道の駅を対象に高速道路からの一時退出を可能とする社会実験を実施しているようであります。
 このたび、道の駅ながおか花火館がこの社会実験の対象に選定されたことが国から報道され、市政だより6月号にも掲載されました。長岡市における高速道路の環境は、北陸道と関越道が合流するジャンクションもあり、今回の社会実験においては国が目指す高速道路の休憩施設不足の解消や良好な運転環境の実現に加え、道の駅ながおか花火館への誘客なども期待できるのではないかと認識しております。これらを踏まえて3点について伺います。
 まず、国が行っている社会実験の内容について伺います。

◎松木 土木政策調整課長  この社会実験は、委員から御紹介いただいたとおり、高速道路のサービスエリアやパーキングエリアなどの休憩施設を補完するために、高速道路外の道の駅を利用するものです。現在、国が取り組んでいる社会実験の概要は、ETC2.0搭載車が高速道路のインターチェンジを降りて道の駅に立ち寄った後、3時間以内に同じインターチェンジから同じ方向に再進入した場合、通常発生する初乗り料金が減免され、高速道路を降りずに利用した料金のままとなるものです。
 なお、立ち寄る時間につきましては、令和4年7月1日から2時間以内に変更になります。

◆諏佐武史 委員  分かりました。
 次に、社会実験の箇所数と利用状況について伺います。

◎松木 土木政策調整課長  現在、社会実験中の道の駅は全国で23か所あり、そのうち新潟県内では糸魚川市の親不知ピアパークの1か所で実施されています。また、この4月には、ながおか花火館を含む全国で6か所の道の駅が社会実験の対象に追加されました。
 この社会実験による利用状況につきましては、国の報道リリース資料によりますと、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の期間を除き、利用台数は増加傾向にあるとされています。車種別では、平日は大型車、休日は小型車の利用が多い状況です。

◆諏佐武史 委員  分かりました。
 最後に、ながおか花火館における社会実験の実施時期及び期待される効果について伺います。

◎松木 土木政策調整課長  実施時期につきましては、先日、国土交通省及びネクスコ東日本と社会実験に向けた協議を開始したところで、現段階では未定でございます。今後、必要な設備の整備が完了してからの実施となりますが、決まり次第、御案内させていただく予定です。
 次に、効果につきましては高速道路における休憩施設の不足解消としまして、北陸自動車道の新潟方面から関越自動車道の湯沢方面の間で、栄パーキングエリアから山谷パーキングエリアまでの35キロの間がそれぞれ長岡インターチェンジまでの距離で22キロと13キロとなり、先ほど紹介していただきましたが、おおむね25キロの休憩施設の空白区間が解消され、良好な運転環境の実現が期待されます。また、ながおか花火館は本年5月末に通算来場者数が200万人を超え、大変好評を頂いているところでございます。ここが高速道路の休憩施設として利用されることで、県内外からの誘客も期待され、長岡の魅力を情報発信することが可能となり、再度長岡を訪れていただくなどの効果もあると、今後関係部局とも連携し、市内の他の道の駅や観光施設、支所地域への周遊などへつなげていきたいと考えております。

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