日記

5月臨時会 議長選挙

2021.05.18

今日、5月臨時会が開かれ、正副議長が新たに決まりました。

長岡市議会では18年間、指名推選によって、議会での選挙を経ずに決められていましたが、今回は正副のどちらも選挙によって選ばれることになりました。
松井一男議員、関貴志議員が所信表明を行い、松井議員が当選されました。この1年超の期間、立場・主張を同してきた関議員の所信表明要点を以下に書きます。関心のある方はご覧ください。

―――――――――――――――――――――――――――――――

日本の地方自治の仕組みは、首長をトップとする執行機関と議会からなる二元代表制であり、議会は住民に代わって執行機関を監視・チェックする役割であることから、議会と市長は相互に牽制し、緊張関係を保つ必要があることは広く認識されている。

しかし、昨年9月議会において、官製談合事件についての一般質問が、正当性の疑われる理由で不許可となった。
また、今年に入り、「一般質問において、次の質問に移る際に、議員は意見・要望を述べない」との申し合わせが成立した。
この申し合わせは、長岡市議会のしおりに記載されている発言自由の原則に反している。また、申し合わせは法律ではないため、原則として全議員の了承が求められるが、無所属議員が反対したにも関わらず強引に成立させたことも問題である。

その他にも長年の懸案事項として、議長は中立公平な職務遂行のために会派を離脱して無所属となりながら、所属していた会派との濃密な関係が疑われる行為も散見されるなど、長岡市議会は多くの問題を抱えていると認識している。また、専門家からは、長岡市議会における低調な一般質問や、官製談合事件への対処の甘さも指摘されている。

私は、議会が二元代表制の一翼として、監視機能を十分に発揮し、市民とともに歩む議会となるよう、議会改革に強力に取り組む。具体的には
①先の申し合わせの見直し
②海外議会との交流や、遠方に集中している常任委員会視察の検証
③年に数回の休日議会や、夜間議会を開催するなど多くの市民が傍聴できるような工夫
④議会モニターや市民アンケート、議会への手紙、議会報告会などを実施して、市民から議会を評価していただくとともに、市政に対する意見を議会として吸い上げる
⑤議員の予定する質問に対する執行機関側過剰な事前聞き取りを是正し、緊張感のある議会を実現する。

また、議会基本条例では「議長は、議会の代表者として、常に中立公平な職務遂行に努め、民主的な議会運営を行わなければならない」と定められている。 定めに則って民主的な議会運営に努める。

--------------------------------―

以上

お問い合わせ

すさ武史への激励・ご意見・ご質問がございましたらお気軽にご連絡ください。

お問い合わせ