令和7年 2月県議会 公安委員会(警察官の採用について、特殊詐欺について)
2025.10.19
◆諏佐武史委員 私からも大まかに二つ質問させていただきたいと思います。まず警察官の採用について伺いたいと思いますが、新潟県警での採用に関しまして2020年からの採用に係る年齢の制限を30歳から35歳に上げられて、そのほかにもさまざまな条件を撤廃したということでお聞きしておりますが、まずは本県の警察官採用試験の受験倍率の推移から伺いたいと思います。
P.12 ◎答弁 山田鎌司警務部長
◎山田鎌司警務部長 警察官採用試験における受験倍率の推移についてでありますが、一次試験の受験者数に対する最終合格者数の比率を受験倍率と致しました場合、過去10年間を見ますと平成28年度が 5.4倍と最も高く、それ以降は減少傾向にあり、令和6年度は 3.0倍となっております。
P.12 ◆質問 諏佐武史委員
◆諏佐武史委員 分かりました。なかなかさまざまなところから聞いても、本県の警察官の採用試験の倍率について、非常に伸び悩んでいるということでお聞きをしておりますが、特にこの受験年齢の上限が、まあ少し前までは30歳だったのを35歳に引き上げられたという部分については、なるほどと思ったんですが、私ちょうどですね、今月早生まれで34歳になるんですが、周りの人達がちょうどこの年齢の制限に当たってくるあたりなのかなというところで、実はさまざまな人がですね、ちょっと我々の世代はちょうど今の時期仕事を変えるとか、転職をするとかっていうかたがけっこう多くなってきて、そういう中で公務員という選択肢もあればいちばんいいよねと言うかたも、周りにはいろいろといらっしゃるところでもございます。それでこのまあ30歳から35歳に上げられたということでありますが、これについてはもう法律的な何らかのその制約があって35歳とかっていうふうになっているのか、あるいはそれ以外にも何らかの理由があって30歳とか35歳とかっていう部分の条件を決められているのか、について確認させてもらいたいと思います。
P.12 ◎答弁 山田鎌司警務部長
◎山田鎌司警務部長 警察官採用試験における受験年齢の上限についてでありますが、県警察では先ほど委員からも御指摘がございましたけれども、令和2年度にこれまでの30歳から大学卒業程度については35歳に、それ以外については33歳にそれぞれ受験年齢の上限を引き上げました。受験年齢について、法令上の規定はありませんが、長期勤続によるキャリア形成を図る観点から、他の都道府県警察採用試験の状況も踏まえまして、上限を設けております。
P.12 ◆質問 諏佐武史委員
◆諏佐武史委員 分かりました。それはあの私は35歳というのは一律に決めるというよりかはもう少し間口というかですね、受け皿としての条件をもう少し緩和して広げる必要があるのではないのかなと思うのですが、あとすいませんこれはちょっと俗説的にというか、一般的に言われていることではあるのですが、例えばですけど、過去に犯罪を犯したことがあられるようなかたなどについては、採用に影響されるということはあるものなんでしょうか。
P.13 ◎答弁 山田鎌司警務部長
◎山田鎌司警務部長 過去に犯罪歴がある場合の採用への影響についてでありますが、まず地方公務員の任用につきましては、地方公務員法第16条の欠格条項におきまして、禁錮(きんこ)以上の刑に処せられ、その執行を終わるまで又はその執行を受けることがなくなるまでの者につきましては、職員となり、又は採用試験を受けることができない旨規定されております。また採用に当たっては、警察官に求められる能力や適性等を公正かつ厳格に判断して行っております。
P.13 ◆質問 諏佐武史委員
◆諏佐武史委員 分かりました。今御答弁いただいたその地方公務員法うんぬん、あるいは禁錮以上の刑ということでありますが、割とですね、私の知っている人でも、そうでないかたからも昔その少年時代の非行歴とかっていう部分も採用に影響するから、俺は無理なんだというかたも私の周りでは少なくともいらっしゃったんですが、今御答弁いただいた内容以外の部分では、基本的にはその採用にあたって何ら影響することはないと理解してもよろしいものなんでしょうか。
P.13 ◎答弁 山田鎌司警務部長
◎山田鎌司警務部長 今ほどの質問に関しましてですけれども、正面切った答弁になっているかどうか分かりませんが、繰り返しとなりますけれども、警察官に求められる能力そして適性等を公正かつ厳格に判断して行ってまいりたいと考えております。
P.13 ◆質問 諏佐武史委員
◆諏佐武史委員 分かりました。例えばですけれども、非行についてもですね、いろんな状況の中で例えば巻き込まれたりして、結果的に非行扱いになられちゃうようなケースもあるようにお聞きもしておりますので、今御答弁いただいたように、さまざまな適性とか状況を踏まえて判断されているということであればいいのかなと思いますので、よろしくお願いします。 じゃあすみません、この項目最後の質問なんですが、特にサイバー犯罪対策といった特殊な技能のある人材やですね、極端な話なんですけれども元プロスポーツ選手などですね、年齢だけでは測れないその非常に特殊な能力、特殊な技術を持った人が、例えば警察官、警察官もいろいろ見させていただくと条件としては非常に魅力的な仕事だし、待遇としてもいいのかなと思うところでありますので、そういう意味では例えば40歳、45歳とかでも体力的にはまだまだ20代の人には負けないぞというかたもいらっしゃると思いますので、この年齢の上限の撤廃などについても検討してはいかがかなと思いますが、その点について最後考えを伺いたいと思います。
P.13 ◎答弁 山田鎌司警務部長
◎山田鎌司警務部長 警察官の受験年齢の上限撤廃についてでありますが、一般の警察官採用試験の受験年齢につきましては先ほど御説明したとおり、長期勤続によるキャリア形成を考慮して上限を設けているところです。なおサイバー犯罪対策等の知識、技能を有するものを専門官として採用する場合には、一般の警察官採用試験とは別に、年齢の上限を設けない選考考査により採用しております。
P.14 ◆質問 諏佐武史委員
◆諏佐武史委員 分かりました。冒頭にも申し上げましたようにですね、これから私くらいの年代の30代中盤くらいのかたってそれなりに社会経験も積んできて、その中で例えば生活のライフスタイルが変わっていって、ちょうど職業変えを検討する時期、まあここもちょっと世代によってちょっと考え方も違うみたいなんですが、少なくとも私の周りとか私の世代の中では、まだまだその転職を考えられる、あるいはこれからまた転職を考えていくっていうかたもいらっしゃるようですので、なかなかその同じ条件でっていうところは難しいかもしれないんですけれども、一律でその特殊技能があるかたに限らず、一律で35歳で区切らずに、特殊にそのスタミナがあるとかですね、腕力があるでも、何か格闘技の経験があるという部分も踏まえてですね、何か例外的な規定ももう少し柔軟に考えていただくと、より採用の幅も広がるのではないのかなと思いますので、最後にその点について御指摘だけさせていただきたいと思います。 次に特殊詐欺について伺いますが、令和6年中に県内において特殊詐欺、SNS型詐欺、ロマンス詐欺被害が急増して、被害額は前年を大きく上回っているものと承知しております。犯人は国際電話番号を使用して電話をかけたり、SNSなどを使用して言葉巧みに投資に勧誘するなど、手口も巧妙化してきているということであります。私も特にこの1年ぐらい前から、私自身に対しても私も実は1回フィッシング詐欺にちょっと引っかかっちゃったんですが、そのほかにも最近直接電話が、新潟県警ですって電話がかかってきて、今一人ですかって言われて、はい一人です、ちょっとそこに止まってくださいって言われて、いや、このままで大丈夫ですって言ったらプチって切られちゃったんですよ。相手もやっぱり人間だとけっこう信じちゃうなと思うところもありますので、まあ相当手口についても巧妙化してきているのかなと思いますが、とりわけこの県内における特殊詐欺などの現状と最近の特徴について、改めて伺いたいと思います。
P.14 ◎答弁 清水宏明生活安全部長
◎清水宏明生活安全部長 県内における特殊詐欺等の現状と最近の特徴についてでありますが、令和6年中の特殊詐欺及びSNS型投資・ロマンス詐欺の被害状況は、暫定値ではありますが、委員御指摘のとおり、特殊詐欺認知件数 202件、前年比でプラス5件、被害額8億 9,223万円、前年比でプラス3億 1,531万円。SNS型投資・ロマンス詐欺、認知件数 131件、前年比プラス76件、被害額14億 3,389万円、前年比でプラス8億 3,662万円といずれも増加しており、特にSNS型投資・ロマンス詐欺は認知件数、被害額とも前年より大幅に増加しております。特殊詐欺の特徴につきましては、犯人がプラス1などから始まる国際電話番号を悪用して電話をかけ、警察官などをかたり、被害者が犯罪に加担しているようなことを申し向け、犯罪収益の調査名目で金銭を振り込ませる等の手口が多くなっております。またSNS型投資・ロマンス詐欺は、著名人をかたるバナー広告による勧誘や、SNS利用者にダイレクトメッセージを送信するなどして相手を信頼させ、投資目的等で金銭等をだまし取る手口であり、被害者は投資と信じ込んで振り込むことから被害額も高額になる傾向があります。
P.15 ◆質問 諏佐武史委員
◆諏佐武史委員 分かりました。私もここ1か月以内くらいにかかってきた電話だったんですが、今御答弁いただいたように警察官をかたって、途中でガチャッと切られちゃったんで、えっと思ってもう1回県警のほうに電話をかけさせていただいて、何か今電話いただいて途中で切れちゃったんですけどっていうところで、そこで確認してみたところ、そういう電話はなかったというところまで確認をしていただいて、やっぱり詐欺だったのかと思ったんですが、なかなかそういう詐欺のやり方が一般的だということも私知らなかったもんですから、そういうやり方がむしろ常習的になってきている、最近の特徴であることを理解していれば、あっこれは詐欺だということもすぐ気づけたのかなと思います。そこで最後の質問ですが、今頂いた答弁、そういった詐欺の手口も含めて、特にスマートフォンの普及によりましてSNSを悪用した犯罪も増加しているようであります。特に最近私もニュースを見て驚愕(きょうがく)したのが、もう犯罪の親分がもう堂々と顔を出して、こうやって顔を出しているのをですね、その人が現に犯罪集団のボスだった。今はどちらかといったら詐欺集団が顔を隠すというよりかは全面的に表に出して信用を勝ち取っていくという、勝ち取ったうえで金を取っていくという部分があるようですので、詐欺の在り方も相当広く広範囲にわたってきているのかなと思いますので、そういった意味で、いずれにしてもSNSを見る層って非常に広くてですね、若い世代だけに限らず、60代、70代のかたも例えばですけど、ショート動画、リール動画っていうのがとにかく空き時間に大体あれ一度が1分くらいのやつがありますんで、そういったところでむしろ県警のほうとしてもですね、被害防止、そういった広報をするうえで有効なのかな。ちょっとリール動画は極端な例なんですけど、より一層SNSを使った啓発活動というものを使っていくことが有効と考えますが、最後所見を伺いたいと思います。
P.15 ◎答弁 清水宏明生活安全部長
◎清水宏明生活安全部長 SNSを活用した具体的な広報についてでありますが、SNSは犯人が被害者と接触する最初の手段として使用されることが多いほか、いわゆる闇バイト募集情報もSNSを悪用して発信するなどしており、SNSを活用した被害防止広報は非常に重要であると認識しております。現在事業者が提供している携帯電話向け位置情報スマホ広告システムを活用し、県内滞在者を対象にSNSのLINEやインスタグラム、携帯電話向けウェブサイトに投資詐欺や副業詐欺の被害防止を呼びかけるバナー広告を出稿し、県民に対し被害防止の呼びかけを行っております。県警察といたしましては、被害対象となる年齢層を踏まえつつ、SNSも含めた多種多様な媒体を活用するなどし、引き続き幅広い年代に対する広報啓発に努めてまいります。