令和6年6月県議会 公安委員会(一時停止標示の補修について)
2025.05.27
◆諏佐武史委員 諏佐です。よろしくお願いします。私からは一時停止標示の補修について伺います。先日、私の地元の住民のかたから一時停止の標示がもうほとんど消えかかっているので何とかしてほしいという御要望を頂きまして、確かにその場所に行ってみると狭い範囲内であるのですが、ほぼすべての一時停止の標示がアスファルトと一体化しちゃっていて真っ黒になっているという標示がございまして、そこについてはいったん要望させていただいたのですけれども、まずはその点に関連して幾つか質問させていただきます。 まず、本県は冬期間における除雪の影響などから、道路標示の摩耗が早いと伺っております。県警においては昨年度までの3年間で重点補修事業を行っているということで承知をしておるところであります。そうした中で昨年のJAFの調査では横断歩道の一時停止率が全国ワーストであったという結果もあり、こうした背景には道路標示の不鮮明が一因ではないのかなと私は考えているところであります。事故防止のためには摩耗した道路標示を早期に補修することが必要であると考えますが、まずは現状として一時停止交差点における事故の発生状況及び交通違反の取り締まり件数の推移、それぞれ5年分について伺います。
P.41 ◎答弁 掛神茂幸交通部長
◎掛神茂幸交通部長 県内の一時停止交差点における交通事故の発生状況及び取り締まり件数についてでありますが、交通事故の発生件数につきましては令和元年が 582件。令和2年 470件。令和3年 468件。令和4年 456件。令和5年 437件となっております。また、取り締まり件数につきましては、令和元年が1万 9,502件。令和2年2万 1,869件。令和3年2万 662件。令和4年2万 1,392件。令和5年2万 1,005件となっております。以上であります。
P.41 ◆質問 諏佐武史委員
◆諏佐武史委員 ありがとうございます。今ほど伺った一時停止交差点において、一時停止が原因となった事故の件数の状況について次に伺えますでしょうか。
P.41 ◎答弁 掛神茂幸交通部長
◎掛神茂幸交通部長 県内の一時停止交差点における交通事故の内、一時停止が原因となった交通事故の発生状況についてでありますが、令和元年が 279件。令和2年 217件。令和3年 214件。令和4年 226件。令和5年 204件となっております。以上です。
P.41 ◆質問 諏佐武史委員
◆諏佐武史委員 分かりました。そこで、いちばん冒頭にお話しした一時停止箇所の道路標示の補修に関してですが、これは県内では私の住んでいる近くもそうなんですけれども、停止線の補修は行われているのですが、止まれ標示、止まれの部分が先ほども申しましたようにアスファルトの色と完全に一体化しちゃっているような部分が多く見受けられるわけなのですけれども、そういった一時停止標示の補修事業についての方針について伺います。
P.42 ◎答弁 掛神茂幸交通部長
◎掛神茂幸交通部長 一時停止標示の補修の方針についてでありますが、停止線につきましては交通規制を実施する場合、一時停止標識と同様に公安委員会が設置するものと法令で定められており、規制の実効性を確保するため摩耗状況を踏まえて優先的に補修しております。他方で、止まれ標示につきましては法令で定められていない標示であり、一時停止標識を補完するために設置していることから、通学路や交通事故多発地点等を重点に補修しております。 県警察といたしましては、一時停止標示はもとより道路標示の適切な補修が交通事故から県民の命を守るために不可欠であるとそのように認識しておりますので、今後とも限りある予算の中で摩耗状況や交通実態を踏まえた補修に努めてまいります。