令和2年6月議会 建設委員会(浸水対策の状況について)
2020.09.10
◆諏佐武史 委員 私からは、浸水対策の状況について質問をいたします。
浸水対策については、市政だより6月号の記事や2月臨時会で、緊急排水体制の強化策として可搬式排水ポンプの購入などがございました。梅雨時期、台風時期を迎えた現時点の状況をまずお伺いいたします。
◎西野 下水道課長 市政だより6月号にも掲載させていただきましたとおり、毎秒9トンの水を信濃川に直接排水することができる寿町排水ポンプ場の土木工事に着手します。工事発注に向けて、現在手続を進めているところです。また、緊急排水体制の強化を目的としまして、2月臨時会で御承認いただきました可搬式排水ポンプ9台の購入と台風第19号で浸水が発生しました今井、西宮内、左近、寿の各地区においては、排水作業を効率的に行うために集水ますの整備を完了しております。排水ポンプの送水検査の際には、これら4地域の町内会長から立会いしていただき、ポンプの排水状況を確認いただいております。
なお、排水ポンプのうちの1台については、今井地区への常設が完了しています。
◆諏佐武史 委員 状況は分かりましたが、臨時会で議決を受けたことで早々に準備が整ったということだと思います。
もう1点、このように強化された体制がしっかり機能するように工夫していることなどがあれば、最後にお伺いいたします。
◎西野 下水道課長 現地の状況に応じまして、タイムラグがなく緊急排水を行うためには可搬式排水ポンプの備えと同時に、現地の状況や排水作業のルール策定など、ソフト対策も重要というふうに考えております。このため、昨年に台風被害がありました今井地区などにおいては、緊急排水に関するタイムラインや町内会長も含めた連絡体制を定めた上で、シーズンを通して地域の業者との作業委託を締結しております。また、先月末には災対土木部としましても、現地の状況を迅速かつ正確に把握できるように、スマートフォンアプリや情報整理用の大判地図などを利用しまして訓練を実施しています。今後もハード、ソフトの両面から浸水対策を強化し、充実を図っていきたいというふうに考えております。
◆諏佐武史 委員 今後も水害に強いまちづくりをお願いいたしまして、質問を終わります。